あらためまして尾澤です。
花粉が粘膜をちくちくする季節です。
くしゃみ、涙が止まりません。
薬嫌いの私は、市販のものはなるべく飲まないようにしております。
みなさまいかがお過ごしですか。
書き物は苦手なのですが、
音楽の話となれば別なので
ひとつひとつアルバムをレビューして
これから素敵な音の世界をみなさんと少しでも共有できたらと思います。
(ど初心者レビューですので、文句は直接お電話下さい)
まずは第一回目ということで
私が楽器(ギター)にのめりこむきっかけになった作品をご紹介します。
ロックの3大ギタリストと呼ばれるエリッククラプトン(以下殿)の「Unplugged」です。
説明は必要ないかと思われますが、
あのMTVが企画したUn 抜いた plugged プラグ
つまり電気音楽を使わないというライブです。
このアルバムを初めて聞いたのは中学3年のころ
丁度ギターをやり始めて半年が経ったころでした。
同じ時期にギターを初めていた兄が
殿の定番Tears in Heavenを弾いていたんです。
その頃まで、サザンやミスチル、スピッツなどをつまんでいた私にとって、
ぶわっと音の世界が広がった感覚を覚えました。
クラシックギターから奏でるフィンガーピッキングの音色
円熟した殿のボーカル、コーラスの美しさ。英語。
おそらく人生初のカルチャーショックだったような気がします。
なにか恐ろしく巨大なものを知ってしまった私は
勉強などそっちのけでアルバムを聴き倒しました
ブルース、ロックというものの意味を覚えようとしたのもこの時です。
楽器屋でUnpluggedの譜面を購入し、
楽譜の数字と睨めっこしながら、一音一音紡ぎ取るように
練習したものでした。
今になっても私の音楽の基礎は
このアルバムにあると言っても過言ではないかもしれません。
昔話をしてしまいました。
肝心の中身ですが、何の変哲もない
ブルースの空気感、観客の笑い声、
臨場感がダイレクトに伝わるいい意味で気が抜けたアコースティックライブです。
当時のCDのレビューにバーボンでも飲みながら音を嗜むと書いてあったと思いますが
まさにその通りだと思いました。
こんなアルバムが好きだから
落ち着いて見られるのかもしれません笑
まさしく一家に一枚!
持っておいて損はない秀作だと思います。